🌻6月30日(火)エリート育成コース🌻

2026 7/01
🌻6月30日(火)エリート育成コース🌻

正しい姿勢づくりは走りの基本です✨

良い姿勢が作れていなければ、効率よく走ることはできません。悪い姿勢で走ると、地面にしっかりと力が伝わりにくくなったり、体の一部に負担がかかりやすくなったりして、速く走ることができないばかりか、怪我の原因にもなってしまいます。普段の生活時では両脚で姿勢を保持しています。しかし、走るときは片脚で体重を支えなくてはなりません。そのため、骨盤周りの筋肉が弱いと、片脚で接地した時の衝撃に耐えられず、浮遊脚側の骨盤が落ちてしまいます。そうならないように、骨盤を引き上げる体幹周りの筋肉や、支持脚側のお尻横の筋肉(中臀筋)などもしっかりと鍛えることが必要です。走りを横から見た時でも、真正面から見た時でも、「グニャっ」と潰れない姿勢づくり、姿勢維持の強さづくりをしていきましょう。

短距離や跳躍の指導でという言葉をよく耳にする乗り込みがある✨

「乗り込み」とは、身体重心が足(接地点)に乗るまでを示しています。走っているときは重心よりも前に足を着き、前に進んでいるので、いずれ重心が接地点に乗り切るタイミングが現れます。ただし、筋肉とアキレス腱が同時に作用している筋腱複合体でなければ、 地面を「グリップする」感覚 は生まれません。空回りする感覚から地面を「グリップする」感覚へと変化すれば下腿が地面と垂直に近い状態で接地するようになります

足が速い人の共通点✨

接地中の脚の後方スイング速度が高いことが挙げられます(伊藤ほか,1998)。この「脚の後方スイング速度」とは、地面に足が着いてから、自分の体に対して足が後ろにスイングされる速度のことを指します。接地中に足が後ろにスイングされる速度というのは、言い換えると、接地中に身体が前に進む速度が高いということを意味します。前に進むスピードが高い=足が速いとなるわけです。では、指導現場でよく耳にするワードである腿の高さ」「かかとの引き付けについてはどうなのでしょうか?伊藤ほか(1998)の研究では、足が速い人でも、腿が高く上がっているわけではないことを示しています。しかし、子供の足の速さと動作の関係を調べた研究では、腿が高く上がっているほど、足が速い子が多かったとされています(木越ほか,2012)。一方、かかとの引き付け角度は、足の速さと関係があり、足が速い人ほどかかとがしっかりと引き付けられていたことが分かりました。これらは、小学生などの児童に強くみられる傾向のようです。

では、腿を高く上げて、かかとをお尻に引き付けるように意識をしたら速く走れるのでは?と、多くの人は考えます。しかし、実際そう上手くはいきません。なぜなら、足が速い人は「腿が上がって、かかとが引き付けられている」からと言って、その足が速い人たちが腿を高く上げて、かかとを引き付けるように意識しているとは限らないからです。

人は走っているとき、接地中に身体を前に進めなければなりません。身体が前に進むということは、足は後ろに取り残されることになります。そして、走るスピードが高いほど、足は身体に対して高いスピードで後ろに取り残されます。しかし、走るためには素早く次の一歩を踏み出さないといけないので、高いスピードで取り残される足を、素早く前に引き戻す必要が出てきます。当然、高いスピードで足が後ろに流れていくほど、強い力を素早く発揮しないと足を前に引き戻すことはできなくなります。したがって、足が速い人は強い力、かつ素早く腿を前に引き戻す能力が高いのです(豊島と桜井,2018;矢田ほか,2012)。

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