今日は骨盤の動きにこだわったトレーニングにしました✨
歩行時は、右足が前に出るときに右側の骨盤が前方へ、左足を前に出すときは左側の骨盤が前方回旋します。しかし、全力スプリント時では、地面から左足が離れる直前から、反対の足が前に出るとき、右側の腰はすでに後方回旋、左側は前方回旋が始るのです。ではなぜ歩行時とスプリント時で、このような違いが生まれるのでしょうか。理由の一つに、下肢の重さや長さ、そして下肢を動かす速度が、上半身を動かすエネルギーと釣り合わなくなることが挙げられます。
歩行時は、下半身の回転力を腕や肩の回転力で補うことができます。全力スプリント時は下半身が素早く大きく前後に動きますので、下半身(脚部分)の回転力がかなり大きくなり、腕や肩の回転力だけでは足りず、腰部分まで逆方向に回転させなければならなくなってしまうというわけです。これが、歩行時とスプリント時では骨盤の動き方が異なる理由です。
🍀upでメディシンを使用
動作をコントロールするのは筋肉です。その筋肉をコントロールするのは脳や脊髄などの中枢神経です。どのタイミングで、どの関節に、どのような力が働いているかがポイントになります。
🍀 骨盤の向きの確認作業とBOX使用の骨盤動作
脚の関節には主に「股関節」「膝関節」「足関節」があります。これらを伸ばしたり、曲げたりすること(伸展・屈曲)によって動作が生まれます。

🍀 スキルミルを使用して動き確認
■後方スイング中は、最後まで股関節を伸ばすような力は働いておらず、地面から足が離れる前には、股関節を曲げようとする力が働いている。
■前方スイング中は、最後まで股関節を曲げるような力は働いておらず、膝が身体から前に出てくるころには、股関節を伸ばそうとする力が働いている。
■踵の引き付け時、膝関節を曲げるような力はほとんど発揮されていない。
🍀 ヒップウォーク
脚を使わずに進むため、脳が自然と骨盤そのものを動かす指令を出すようになります。「一生懸命走っているのに、スピードが乗らない…」その原因の多くは、脚の力だけで走ろうとしている可能性があります。ヒップウォークでは骨盤 → 体幹 → 股関節が連動しなければ前に進めません。この動きを繰り返すことで、体の中心から力を生み出す感覚が身についていきます。子どもは成長の過程で、どうしても「得意な側」「苦手な側」といった左右差が生まれます。これが走りの「ブレ」や「ブレーキ」の原因になることもあります。 ヒップ ウォークは左右交互に同じ働きを求めるため、自然と体のバランスが整いやすくなります。その結果、接地が安定し、まっすぐ進む効率のよい走りにつながります。
🍀 BOXの骨盤動作
🍀 最後まとめでスキルミル使用のスプリント
力の発揮や動作はヒトの「感覚」によって、なされるものです。この「感覚」と「実際の動作や力発揮」には「ズレ」が存在します。バイメカの知見をトレーニングに生かすためには、目標の動作の構造、仕組みを知っておく必要があるでしょう。その動作を達成するために必要なのは「意識を変えることなのか?」「筋力を高めることなのか?」または、「筋肉の柔軟性なのか」。これらをきちんと仕組みから考えて、整理できなければ「この練習は、この選手には合っていた。しかし、あの選手には合わなかった」という問題が起きます。なぜ、合う、合わないが起きたかが説明できるためには、知識という名の引き出しが必要です。そういった意味でも、スポーツバイオメカニクスの知見を深めておくことは非常に重要なことだと言えるでしょう。知識を蓄え、実践を繰り返しながら、技術の最適化を図っていかなければなりません。
ご覧いただきありがとうございました!

